今年度の西正寺の宗祖親鸞聖人報恩講法要は下記の通りお勤めをさせていただくこととなりました。
報恩講とは、浄土真宗の宗祖・親鸞聖人の恩徳に感謝し、お念仏のみ教えを聞かせていただくご法要です。浄土真宗にとってはもっとも大切にされている法要です。
西正寺 報恩講法要
第一日 令和2(2020)年11月18日(水)14時より
第二日 令和2(2020)年11月19日(木) 14時より
御講師:木下明水 先生
(浄土真宗本願寺派布教使/熊本県八代市 勝明寺副住職)
ーーーーーー【法要次第(プログラム)】ーーーーーー
◎一日目 14時より「報恩講法要」
・仏教讃歌
・勤行
・御法話 木下明水 師
◎二日目 14時より「報恩講法要」
・仏教讃歌
・勤行
・御法話 木下明水 師
9月の永代経法要の後、お参りいただいていた御門徒の役員さま方とご相談し、新型コロナウィルス感染予防に配慮して、報恩講をおつとめさせていただこうということになりました。例年は近隣の法中(ご住職)方にお参りをいただいておりましたが、それについては見合わせとさせていただき、西正寺院内の住職・前住職のみでお内陣の出勤をさせていただく形になります。
こんにちは。住職です。
西正寺には、イチョウの古木があります。
おそらく、創建からここに生えていたものではないかとおもいます。そうすると、400年ほどのものでしょうか。
本堂の南、お墓のほぼ真ん中に立ち、独特な存在感を示していました。
大木の貫禄と、お寺がそこにあった歴史を感じさせてくれる木でもあります。
また、秋にはたくさんのギンナンを実らせ、独特の香りをもたらしてもいました。
イチョウの古木には、「乳(乳柱)」というものができるそうで、このイチョウにも立派な乳がたれさがっています。
このイチョウについて、今日はご報告をしたいと思っています。
秋の報恩講法要に向けて、境内に植木屋さんが作業にはいってくださっています。ちょうどこのイチョウにとりかかっていただいていたのですが、その時に、先日指摘されていた「シロアリの被害」が大変大きなものだったようで、イチョウの上のほうまで浸食されていたことがわかりました。
幹の中盤のあたりは、かなりもろくなっていて、危険性があるということで、植木屋さんに取り除いてもらうことになりました。(下の写真は、その部分を取り除いた後のものです)
もろくなって取り除かれた部分が下のものです。
今回は、ごく一部を切除しただけですが、実際の被害は、かなり上の方までおよんでいて、空洞化も進んでいるそうです。
新芽がでて、新しい枝が成長していったりすることで、どうなっていくか、というところのようです。
まだなんとか外見は健全に見えることと、ギンナンの実をつけてくれているので、できる限り大切に守っていきたいと思います。
状況は、少なからずショックなことですが、守るべきものは大事にまもりつつ、いつか来るかもしれないお別れの日を思いながら、またこのイチョウの次に何を引き継いでいくのかも、考える時間をもらったような思いで今日の一日を過ごしました。
住職です。先日、NPO法人アクセス(事務局長:野田沙良さん)から、ご丁寧なお礼状をいただきました。
西正寺では、ここ数年毎年、年明け1月~3月頃まで「書き損じはがき」を集める呼びかけをさせていただいています。こちらは、NPO法人アクセスさんに寄付をして、フィリピンの小学生が学校へ通う支援などに向けていただいています。
今年も、西正寺の門信徒さんや関係のみなさんからたくさんご寄付をいただいていました。
コロナの影響やもろもろの都合でお届けするのが遅くなっていたのですが、いただいたハガキや切手を仕分けして、先月郵送にてアクセスさんにお届けしました。
アクセスさんで集計してくださり、今年はハガキが571枚、切手が118枚あったそうで、フィリピンの小学生が2年間小学校に通う就学支援に相当するそうです。
事務局長野田沙良さんからの丁寧な手書きのお手紙もいただきました。(いずれも許可をいただいて掲載しています)
ささやかなことですが、こうやってちょっとずついろいろな気持ちが積みあがっていけばいいなと思います。
ご協力いただいたみなさん、本当にありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。