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月別アーカイブ1月 2020

梅が咲いています(2020年1月30日)

先日から境内の梅がきれいに咲いています。
特に、本堂とお墓の間に咲いている 白い梅の花が満開を迎えています。

よろしければ、この週末にでも、ぜひぜひ梅の花の鑑賞におたちよりくださいませ。

【行事案内】2020(令和2)年1月18日(土)「はすの会 報恩講」

【2019年 西正寺はすの会 報恩講】

 西正寺の門徒方、遠近より参加いただく有志で開催している勉強会「はすの会」主催の報恩講を開催します。報恩講は、浄土真宗の宗祖・親鸞聖人のご命日を縁としてお勤めされる法要で、浄土真宗でもっとも大事にされています。
 御法話の先生をお招きして、浄土真宗のご法話を聞かせていただく機会です。初めての方、どなたでもお参りいただけます。ぜひぜひお参りください。
(ご不明のことなど、お気軽にお問い合わせください)
 問い合わせ先 info(a)saishoji.net
        (a)を@に変えてお送りください

日程:2020年1月18日(土)13:30より 16:00頃終了の予定。

内容
 勤行:正信念仏偈和讃
 法話:高橋 了 師

 法話後 茶話会(16:00頃終了)を予定。

■ 高橋了先生 プロフィール
 本願寺派布教使・あそかビハーラ病院ビハーラ僧
 山口県長門市出身。ホスピス・緩和ケア病棟にて勤務。
 2019年11月より高齢者施設のビハーラ本願寺にも関わる。
 認定臨床宗教師。日本死の臨床研究会会員。趣味はマラソン。

参加について
 参加条件はありません。申し込みも特に不要です。
 ご自由に参加下さい。

フェイスブックイベントページ
 https://www.facebook.com/events/612293739574519/

2020年1月5日 初法座

2020年1月5日、恒例の初法座をお勤めしました。
毎年1月5日に、お正月から平常の日々に戻っていくにあたって、初法座としてお勤めをさせていただいています。

今年は、勤行にあたって、表白(ひょうびゃく)を申し上げました。
(※この投稿の末尾に掲載しています。)
特に、善導大師『往生礼讃』のお言葉をあらためてかみしめました。

  善導大師の往生礼讃に云く、
   人間怱々として衆務を営み、年命の日夜に去ることを覚えず。
   灯の風中にありて滅すること期しがたきがごとし。

  (意訳)人間はあくせくとしてさまざまな営みを行っているが、
      日々に限られた命が費やされていることを知らないでいる。
      それはあたかも、風の中に置かれた灯がいつ消えるとも
      わからないようなものである。

日々、眼の前にあることに追われ、大切なことをついつい忘れたり、自分が限りある命を生きているということさえも見落としている私たちのありかたを改めて知らされる言葉であるように思います。

 法座の準備、そしてお勤めをしているなかに思い至ったこと。
 それは、私が「法要をしている」とか「仏語を語っている」のではなく、法座があること、お参りに来てくださる人がいるからこそ、怠惰な私が動くことができている、身を正す機会をいただいているというような思いでした。
 私が動いているのではなく、法座・行事、お参りのみなさんによって動かされている。

 この一年、行事や場を丁寧にお勤めできるよう、また努めたいとおもいます。



表白

敬って、大慈大悲の阿弥陀如来の尊前に申して曰さく、

令和二年、二〇二〇年、新たな年が始まりました。
心機一転、あらたな試みをなすものあり、
生涯をかけた営みを続けるものあり、
懸命に日々に努めるものあり。
人それぞれ、さまざまな日常を積み重ねていくことでしょう。

しかしながら、
善導大師の往生礼讃に云く、
 人間怱々として衆務を営み、年命の日夜に去ることを覚えず。
 灯の風中にありて滅すること期しがたきがごとし。
と。

われら、日々の営みのなかに、命の限りあることを忘る。
上尽一形の念仏相続、法義聴聞すべきゆえんなり。

本日、ここに仏前を荘厳し、参詣の門信徒とともに、
令和二年・西正寺初法座を勤修したてまつる。

願わくは、有縁の人々、この法会を機縁として、
心を弘誓の仏地に樹て、
念(おもい)を難思の法海に流し、
念仏相続うるわしく、法悦の中に日々を送られんことを

西正寺住職 釈了悟 
敬って白す

2020年(令和2年)1月1日 修正会

あけましておめでとうございます。

元旦の朝は、例年通り修正会のお勤めからはじまりました。
早朝からお参りをいただきました。

住職がかわって初めての修正会。前住職の頃より次第を少しあらためて、本年は以下のようにお勤めをいたしました。

・喚鐘
・勤行
 三奉請
 表白
 正信念仏偈
 拝読浄土真宗のみ教え「お正月」
・住職法話

このたび読ませていただいた表白は以下の文章でした
※ 文語・口語を織り交ぜた変則的なものになっております。

令和二年 修正会
表白

敬って、大慈大悲の阿弥陀如来の尊前に申して曰さく、
本日、ここに新年の朝を迎えるにあたり、うやうやしく仏前を荘厳し、
門信徒よりの懇念・供養を供え、当山・西正寺 修正会を勤修したてまつる。

夫れ、惟みれば、
時代は平成から令和へとうつろい、大きな変化のなかにあります。
価値観、常識がうつろうただ中にあるといえども、
如来よりたまわりたる念仏の中に、
時代を超えた仏法の真理、
如来の智慧の光に照らされる道の歩みをいただいております。
末法五濁の世の中で、遇いがたい教えに出遇えたよろこびがあります。

宗祖・親鸞聖人の『教行信証』に曰く、
慶ばしいかな、西蕃・月支の聖典、東夏・日域の師釈に、
遇ひがたくしていま遇ふことを得たり、
聞きがたくしてすでに聞くことを得たり。
と。

新しき年の始まりの朝、参詣の方々とともに、
この遇いがたき法に出遇えたよろこびを感じつつ、
謹んで聖典を読誦し、広大の仏恩を謝しまつらん。

願わくは、参詣・有縁の人々、この法要を機縁として、
新しきこの一年も、如来慈光照護のもと、
うるわしき念仏相続の日々をおくられんことを。

西正寺住職 釈了悟 
敬って白す

お勤め後に記念写真を。