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月別アーカイブ12月 2019

2019年12月31日 除夜会法話

2019年12月31日 23:45から除夜会のお勤めをおこないました。
21時頃から、若い人たちがあつまってくれていたこともあって、大変にぎやかな除夜会のお勤めになりました。

 平成から令和にかわったこと、また西正寺の住職がかわったこともあり、時代のうつろいのなかで、価値や常識がうつろい、そのなかで悩みや憂い、あるいはすれ違いや溝がおおきくなることもあるのではないかと思いました。そのようなことに触れつつ、短いお話をしました。

 除夜会のお話したことを以下に(すこし簡略ですが)記載いたします。

 2020年もどうぞよろしくおねがいいたします。

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 2019年、令和元年の除夜会にようこそお参りくださいました。
一年の最後、大晦日の夜にこうやって西正寺の本堂、ご本尊の前でお勤めをして迎えられたことをありがたく思います。

 この一年、みなさんにとってもさまざまな出来事のなかで過ごされてきただろうと思います。ずっと穏やかに過ごされた方もいらっしゃるかもしれません。あるいは喜怒哀楽さまざまな思いを抱えながら過ごされて来た方もいらっしゃるかもしれません。
 
 今年を振り返ってみますと、西正寺でも住職の代替わりという一つの節目を迎えました。ちょうど時代も平成から令和へと変わった節目の年でもありました。
 この一年の終わりにそういう節目の年を経て、新しい時代にふさわしいことはなにか、あるいは、これから何をするべきか、そういった問いを否応なく考えることが多くなります。

 新しい時代といえば、いいように聞こえますが、言い方をかえると時代が変わっていくということは、これまでの常識や当たり前が変わっていく、通用しなくなってくる、そういう変化と節目のなかにいま私たちはいるともいえるかもしれません。
 それは同時に、「迷い」や「悩み」あるいは、人と人の間においてはすれ違いや、溝のようなものが生まれやすい時代ということでもあるのかもしれません。身の回りや、ニュースをみても、しばしばそのようなことを感じることがあります。

 そういう状況のなかでこそ、そういう時代だからこそ、ずっと真実とは何かを説き、人間のたよりなさ、不確かさと向き合ってきた仏教の教えに耳をかたむけること。
あるいは、いま皆さんと一緒にお参りをしたように、さまざまな感情を受け止め、向き合う場でもあった、お寺の本堂やおうちのお仏壇で、仏さまの前で靜かに手を合わせる時間をもつこと。 
 あるいはこのような一年の節目、季節ごとに行われてきた行事ごとを丁寧につとめながら、人との関わりや、自分の一生を越えるような時間の長さや積み重ね、とりまくものと向き合うこと。

 そのようなお寺で行われてきたことがらの意味を考え、あらためて大切にする時がきたのではいだろうかと思います。

 また新しい年を迎える時が参りました。のこりわずかな時間ですが、今年を振り返り、新しい年をまた一日一日大切に過ごして参りましょう。

本来なら除夜の鐘をといいたいのですが、25年前の阪神大震災で釣り鐘が壊れています。そのため、西正寺では、いつもより大きなキン(大キン)を出して、お参りに合わせてみなさんに叩いていただいています。優しく叩いて、その響きに耳を傾けて、この一年の出来事や、ご自身の心を振り返る時間をもっていただけたらとおもいます。

 今年一年ありがとうございました。また明年もどうぞよろしくおねがいいたします。

西正寺住職 中平了悟

「よいかな よいかな」が他力本願.netに掲載されました。

西正寺で住職が大学生の相談をきっけに行っている企画「よいかなよいかな」 他力本願.netに掲載されました。

よいご紹介をいただきありがとうございます。
ぜひぜひご覧くださいませ。
http://tarikihongwan.net/tera_plus/13745.html

次回の「よいかな よいかな」は2020年1月23日(木)19:00から開催予定です。

フェイスブックでご案内しております。どうぞよろしくお願いいたします。


https://www.facebook.com/events/2562339763880487/

2019年「西正寺で今年一年振り返りつつ、これまでとこれからのハナシをする会。(交流会)」ご案内

画像に含まれている可能性があるもの:1人、座ってる、テーブル、室内

【これなに?】:::::::::::::::::::
今年もやります。4回目です。
2018年(第三回):https://www.facebook.com/events/275116783124670/
2017年(第二回):https://www.facebook.com/events/112121476226625/
2016年(第一回):https://www.facebook.com/events/1186462468097027/

今年も、西正寺とその近隣では、いろんなことが起こりました。西正寺では地域に開いた行事として、「西正寺寄席」、「テラからはじまるこれからのハナシ。」「カリー寺」を実施しました。 さらに、今年は3月に大江戸ブギウギ、4月には「ふるまい市」あれこれたくさんありました。 そこで、今年1年に西正寺であったこと、尼崎であったことを振り返りつつ、みなさんと交流・語らいをする場を持てたらと思っています。食べ、飲み、語らう中で、あらたな交流や、これからの気づきが生まれればとも思います。

今年ご縁のあったみなさんと、そしてちょっと関心があるぞ、というこれからの方も、関心があって、お時間がゆるせば、足を運んでいただけたらと思います。参加申し込み方法は、このページの下部にありますので、ご参照ください。
◆日時:2019(令和元年)年12月21日(土) 18:00~21:30
(入退出は自由です)

◆会費(1部・2部で、それぞれ設定します)
1部:お布施寄付
(任意の額を会場の参加費箱に入れて下さい。
参加費無しでも参加は可能です)

2部:参加費 2000円(学生1000円)+差し入れ歓迎

◆内容
【第一部】18:00~
第一部は、毎年尼崎での取り組みや、地域をテーマにしたセッションを設定しています。今年の内容は…

トークセッション:「カリー寺基金!ローカル応援プログラム」

話し手:藤本遼 (株式会社ここにある代表取締役/場を編む人)
聞き手:中平了悟 (西正寺住職)

・藤本遼さん プロフィール
藤本 遼(ふじもと りょう)株式会社ここにある代表取締役/場を編む人
1990年4月生まれ。兵庫県尼崎市出身在住。「株式会社ここにある」代表取締役。「尼崎ENGAWA化計画」発起人。余白をデザインすることと、あいだを編むのが仕事。現在は、イベント・地域プロジェクトの企画運営・立ち上げ支援、会議やワークショップのファシリテーション、協働・まちづくりに関する研修・講演など、主に場づくりやまちづくり、公共空間の活用に関する仕事・活動を行う。代表的なプロジェクトは「ミーツ・ザ・福祉」「カリー寺」「生き方見本市」など。最近では、沿線周辺のエリアブランディングの支援や調剤薬局におけるコミュニティづくり支援、徳島県上勝町のスギ材を活用したつみきづくりなども行う。

【第二部】交流会(忘年会)(第一部終了後~)
飲食しながら交流します。
(持ちより、差し入れ歓迎)

■ドリンク
・アルコール類(缶ビール、酎ハイ、日本酒)
・ソフトドリンク
・お茶

■食べ物
調整中
18:30頃~21:30 交流会・忘年会
(第二部は、時間内出入り自由)

◆会場:浄土真宗本願寺派 清光山西正寺
尼崎市上坂部3丁目36-8

◆対象
西正寺の活動にかかわってくださっているみなさん
地域で、西正寺のお坊さんと交流を持って下さっているみなさん
西正寺や、尼崎という地域に関心のあるみなさん
他、この会に来たい人。

◆定員 最大40名

◆◆参加申し込み方法◆◆
以下のいずれかの方法で申し込んでください。

1) 以下のフォームに必要事項を入力する。締め切り12月15日
https://forms.gle/1E7Dxscz1g18d89R8

2)メールその他、直接申し込む。
メール:info@saishoji.net (西正寺・中平)

問い合わせ先
メール info@saishoji.net