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お寺のイチョウ

こんにちは。住職です。

西正寺には、イチョウの古木があります。
おそらく、創建からここに生えていたものではないかとおもいます。そうすると、400年ほどのものでしょうか。
本堂の南、お墓のほぼ真ん中に立ち、独特な存在感を示していました。
大木の貫禄と、お寺がそこにあった歴史を感じさせてくれる木でもあります。
また、秋にはたくさんのギンナンを実らせ、独特の香りをもたらしてもいました。

イチョウの古木には、「乳(乳柱)」というものができるそうで、このイチョウにも立派な乳がたれさがっています。

このイチョウについて、今日はご報告をしたいと思っています。
秋の報恩講法要に向けて、境内に植木屋さんが作業にはいってくださっています。ちょうどこのイチョウにとりかかっていただいていたのですが、その時に、先日指摘されていた「シロアリの被害」が大変大きなものだったようで、イチョウの上のほうまで浸食されていたことがわかりました。
 幹の中盤のあたりは、かなりもろくなっていて、危険性があるということで、植木屋さんに取り除いてもらうことになりました。(下の写真は、その部分を取り除いた後のものです)

もろくなって取り除かれた部分が下のものです。

今回は、ごく一部を切除しただけですが、実際の被害は、かなり上の方までおよんでいて、空洞化も進んでいるそうです。
 新芽がでて、新しい枝が成長していったりすることで、どうなっていくか、というところのようです。
 まだなんとか外見は健全に見えることと、ギンナンの実をつけてくれているので、できる限り大切に守っていきたいと思います。

 状況は、少なからずショックなことですが、守るべきものは大事にまもりつつ、いつか来るかもしれないお別れの日を思いながら、またこのイチョウの次に何を引き継いでいくのかも、考える時間をもらったような思いで今日の一日を過ごしました。

西正寺

お礼状いただきました NPO法人アクセスさんから「書き損じはがきの寄付のお礼」

 住職です。先日、NPO法人アクセス(事務局長:野田沙良さん)から、ご丁寧なお礼状をいただきました。

 西正寺では、ここ数年毎年、年明け1月~3月頃まで「書き損じはがき」を集める呼びかけをさせていただいています。こちらは、NPO法人アクセスさんに寄付をして、フィリピンの小学生が学校へ通う支援などに向けていただいています。

 今年も、西正寺の門信徒さんや関係のみなさんからたくさんご寄付をいただいていました。
 コロナの影響やもろもろの都合でお届けするのが遅くなっていたのですが、いただいたハガキや切手を仕分けして、先月郵送にてアクセスさんにお届けしました。

 アクセスさんで集計してくださり、今年はハガキが571枚、切手が118枚あったそうで、フィリピンの小学生が2年間小学校に通う就学支援に相当するそうです。

 事務局長野田沙良さんからの丁寧な手書きのお手紙もいただきました。(いずれも許可をいただいて掲載しています)

 ささやかなことですが、こうやってちょっとずついろいろな気持ちが積みあがっていけばいいなと思います。
 ご協力いただいたみなさん、本当にありがとうございました。
 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

西正寺

シロアリ駆除・予防の工事を行いました(2020年9月10日)

先日、西正寺の境内でシロアリが出ました。急いで、シロアリ退治のスプレーをまいて対応しましたが、一度シロアリをみると大変心配になりました。

本堂もかなり長い間、シロアリの点検をしていません。そんな話を友人にしたところ、知り合いの業者さんを紹介してくれました。

先月25日に山門、境内、本堂の調査をしてもらいました。
本堂の被害はなかったのですが、山門とお墓に生えている古いイチョウの木が被害にあっていることがわかりました。
対応としては、シロアリの駆除と予防のために、作業をお願いすることになって、9月10日にその作業が行われました。

ベイト工法という、建物の周りに、「ステーション」と呼ばれる穴をつくって、そこに薬品が染み込んだシロアリが好んで食べる木を入れて駆除していく、というものです。

イチョウの周りにステーションが設置されたのがわかるでしょうか?

本堂の周りにも設置されています(工事中の様子です)

これが、ステーションと、中に入れている薬剤を染み込ませた木です。

お寺の建物や境内の木を守ってもらいたいとおもいます。

西正寺