こんにちは!西正寺のあまさきです。
先日4月24日(日)に、おきゃんさんによる紙芝居劇場が西正寺本堂で行われました。当日はあいにくの雨模様でしたが、合計で15人程度の方々にご参加いただきました。
大阪の銭湯などで紙芝居の活動を展開されているおきゃんさん。彼女の手掛けるシュールなイラストと軽快な語り口のもと「朝ごはんをしっかり食べよう」、「給食を通して、食のありがたさを知ろう」といった大切なことを笑いと共に学べる内容が印象に残っています。
他にも、誰もが知る有名な話が始まったかと思えば、まさかのオチが待ち構えているストーリーも用意されていて、45分間が一瞬に感じるような紙芝居でした。
最後には、お寺での紙芝居ということで仏教にまつわる説話「嫁おどし肉付きの面」をモチーフにしたお話も披露していただきました。この説話は浄土真宗のご法義の篤い福井県吉崎から伝わっているもので、法話でもたびたび用いられています。(「嫁おどし肉付きの面」については、こちらも併せてご覧ください/YouTube「あわら市公式チャンネル(あ!わらってネット)」へリンク)
お面が取れないというちょっと怖い内容ですが、おきゃんさんの演技力によって面白いお話に仕立てられていました。しかし、よもや紙芝居を通して「南無阿弥陀仏」が本堂に響き渡るとは。仏教の伝え方はさまざまですね。
最後に中平住職と記念撮影。ちなみに、おきゃんさんが手にされているのは拍子木(ひょうしぎ)と呼ばれる、芝居の冒頭や合間にカンカンと叩く木の音具だそうです。
一方、住職は節柝(せったく)と呼ばれる、主に読経の際 リズムを取るために用いられる音具を持っています。同じ音具ではありますが、かたや紙芝居、かたや読経とその用途が大きく異なっているのが興味深いですね。
おきゃんさんは、今後も大阪を中心に紙芝居のご活動を続けられるそうです。ネタバレをしてはいけませんので、一部しかご紹介できないのが大変惜しいところですが、ご興味のある方はぜひおきゃんさんの紙芝居を見てみてくださいね。
そして、西正寺でも続編が……?どうぞお楽しみにお待ちいただければと思います。
老若男女に愛される紙芝居界のアイドル。
https://madosya.com/free/cast
2児の母。
好きなもの:カンフー映画/音楽
趣味:町歩き/育児絵日記
おきゃんさんの情報についてはこちらもご覧ください。
社会の窓社