あけましておめでとうございます。
元旦の朝は、例年通り修正会のお勤めからはじまりました。
早朝からお参りをいただきました。
住職がかわって初めての修正会。前住職の頃より次第を少しあらためて、本年は以下のようにお勤めをいたしました。
・喚鐘
・勤行
三奉請
表白
正信念仏偈
拝読浄土真宗のみ教え「お正月」
・住職法話
このたび読ませていただいた表白は以下の文章でした
※ 文語・口語を織り交ぜた変則的なものになっております。
令和二年 修正会
表白
敬って、大慈大悲の阿弥陀如来の尊前に申して曰さく、
本日、ここに新年の朝を迎えるにあたり、うやうやしく仏前を荘厳し、
門信徒よりの懇念・供養を供え、当山・西正寺 修正会を勤修したてまつる。
夫れ、惟みれば、
時代は平成から令和へとうつろい、大きな変化のなかにあります。
価値観、常識がうつろうただ中にあるといえども、
如来よりたまわりたる念仏の中に、
時代を超えた仏法の真理、
如来の智慧の光に照らされる道の歩みをいただいております。
末法五濁の世の中で、遇いがたい教えに出遇えたよろこびがあります。
宗祖・親鸞聖人の『教行信証』に曰く、
慶ばしいかな、西蕃・月支の聖典、東夏・日域の師釈に、
遇ひがたくしていま遇ふことを得たり、
聞きがたくしてすでに聞くことを得たり。
と。
新しき年の始まりの朝、参詣の方々とともに、
この遇いがたき法に出遇えたよろこびを感じつつ、
謹んで聖典を読誦し、広大の仏恩を謝しまつらん。
願わくは、参詣・有縁の人々、この法要を機縁として、
新しきこの一年も、如来慈光照護のもと、
うるわしき念仏相続の日々をおくられんことを。
西正寺住職 釈了悟
敬って白す
お勤め後に記念写真を。