住職です。新型コロナウィルスの流行、それに伴う緊急事態宣言で大変な状況です。
そのような中ですが、西正寺の住職継職奉告法要の記念事業として予定しておりました「山門のお洗濯」が本日より職人さんによる作業をはじめていただくことになりました。
西正寺の現在の山門は、1995年の阪神大震災で倒壊し、翌年に再建したものです。それからおよそ25年になりますが、特にケアもせずにきていましたので、25年ぶりのお手入れになります。
刷毛でホコリを落として、特殊な薬剤をつかってきれいにしてもらっています。ただ、薬品を使うだけではなく、そのあとに中和してちゃんと木材のことも考えた対応をしてくださるということでした。
多くのケースでは、薬品のアルカリ成分などが残ってしまって、木に影響を与えることがあったり、残っている成分を中和するという作業をするような必要もあるそうです。西正寺は「なにもしてこなかった」ことが、かえって良かったような面もあったようです。
今日のお昼すぎの様子です。
拭いてもらった右側がとてもきれいになっているのがわかるでしょうか?
一番端がまだ手付かずのところです。
これは、試しで拭かれた部分です。拭かれたところと、そうでないところの差が歴然です。
作業は2週間ほどを予定しています。もし、なにかのご用で通りかかられることなどあれば、のぞいてみてくださいね。
天候に左右されますので、雨天の場合は作業が行われていない場合があります。